マサトです。
今日はいよいよ新しいピアノが届きました。
朝から娘は 古いピアノで発表会の曲を何度も何度も弾いていました。
古いピアノとのお別れを惜しむように、真剣に、無心で弾いていました。
今まででこんなことは初めてで、ママもビックリしていました。
古いピアノとのお別れが決まって『お別れの日までにこの曲を完成させたいの』と宣言した娘。
それまではママがいくら言っても1日5分の練習しかしなかったのに、今日は起きてから正午まで2〜3時間は弾いていた気がします。
娘にとってはピアノの練習というより古いピアノとの約束を果たすこと、あるいは古いピアノへの感謝、お別れの言葉の代わりだったのだと思います。
それに加えて、何度も弾いているうちに、ドンドン上手くなるので楽しくなってきたという側面もありそうです。
娘が楽しそうに弾いている姿をたくさん動画に残しました。
ピアノの配送業者が自宅に到着して古いピアノを搬出する直前まで弾ききりました。
『ギリギリまで弾ききった』と満足そうに語る娘。
自分の内なる欲求に突き動かされた時の娘の行動力にはいつも驚かされます。
今日の出来事で娘の潜在能力を引き出すためのヒントが得られた気がしました。
ママは届いた新しいピアノばかりに気が向いていたのに対して、娘とパパの心は引き取られていく古いピアノに向いていました。
記憶に刻むようにピアノの細部や表面の汚れなどを確かめながら2人でお別れを言いました。
『今まで長い間ありがとう』
何枚も記念撮影しました。2人でピアノをさすっていると、なんだか愛おしさがこみ上げてきて涙が出そうになりました。
ボソっと『ママは新しいピアノしか見ていない』と娘が不満を漏らしました。
娘はママを呼んで3人で古いピアノと最後の記念撮影をしました。すると娘はとても満足そうにニッコリした笑顔で写真の中で笑っていました。
こうして無事に古いピアノとのお別れが終わりました。
新しいピアノは納品時の調律が必要なのですが、連休明けになりそうです。
新しいピアノの愛称は『マホちゃん』
マホちゃんを初めて弾いた娘は、すぐに『音がわからない』と泣き出して弾くのをやめてしまいました。
調律がまだ終わっていない為に自分の音感と合わない事が原因だったようです。
早く調律をしてあげなければと思います。
娘は思い出を大切にする一方で、新しいモノやヒトに馴染むまでには少し時間がかかるタイプです。
発表会まではまだ1ヶ月以上期間があるので、新しいピアノに馴染みつつ、細部の表現を磨き上げていけたらと思います。
その後は娘の大好きなホテル。フリーステイチケットをまだ使っていなかったので、これを使って泊まるホテルを予約しました。
これで娘のテンションは上がりまくり。
塾の宿題を上機嫌でこなしていました。
娘の心のスイッチの入れ方のヒントがまた一つ得られた1日でした。
マサト