マサトです。
久しぶりに受験がらみの話題です。
とは言っても娘より下の世代のお話です。
最近、受験対策の低年齢化が加速している事をヒシヒシと感じる出来事がありました。
四谷独自のPC/タブレット学習システム「高速基礎マスター」が遂に低学年にも開放されました。
高速基礎マスターとは?
高速基礎マスターとは四谷大塚の高学年から利用できるPC/タブレット学習システムです。
娘世代までは四年生から利用が許される教材でした。
基礎マスターと言う名の通り、国語の語彙力や算数の計算問題や一行問題を自分だけで、文字通り高速でマスターすることができるシステムです。
進捗に応じて努力点というポイントが付与され、クラス平均や個人ランキングが発表されます。
四年生時点では努力点ランキングと組分けテストの結果には強い相関関係はありません。
しかし高学年になると、やはりテストの成績上位者は努力点ランキングでも上位に位置するという相関関係が強まる印象です。
そこに因果関係があるのかはわかりませんが、やはりできるお子さんは基礎がしっかりできているというごく当たり前の現実がそこにあるのでしょう。
中学受験対策の早期化
中学受験対策の早期化が加速している。
「前倒し」が加速していると言い換えても良いのかもしれません。
四谷大塚だけなのか他塾もそうなのかはわかりません。
四谷大塚だけで見ても以下の例が挙げられます。
①全校統一小学生テスト 年長の部が開始
→2018年11月開始
②リトルスクールの年長クラス開設
→新一年生入学準備講座が9月開講
③週テストSコースが四年生後期から開始
→2019年9月開始
未来の優秀児を発掘して囲い込む「青田買い」なのか、それともライバル塾にとにかく生徒を渡さないための「青田刈り」なのかは不明ですが、きっと両方なのでしょう。
もちろんライバル塾とは実績ナンバーワンのあの塾を意識している事は間違いないと思います。
そして今回の高速基礎マスターの低学年への開放です。
1年生から3年生まで一斉開放。当初は1年生〜3年生問題のみでしたが、GW以降は4年生〜6年生までの計算問題が利用可能になる模様。
低学年で計算分野に関しては6年生の範囲までは終わらせるという事がスタンダード、というか最低ラインとなる時代が到来しているのかも知れません。
先取り学習は一部の熱心な家庭のものではなくもはやスタンダード。
ちょっとビックリです。
これから小学校の先生は苦労しそうですね。
授業範囲の内容を事前に知っている生徒だらけの教室なんて考えただけでもやりにくそう。
「それ知ってる知ってる〜」の大合唱が目に浮かびます。
小学生教師受難の時代か?!
おわりに
娘の周りでも予習シリーズは6年生の分まで購入済みというご家庭もチラホラ。
遅ればせながら我が家でも6年生までの予習シリーズを購入しようかと妻と話し合っています。
と言っても親が子に先駆けて予習しておく事が目的です。
娘がつまづいた時に手を差し伸べられる親でいるための親の先取り。
そのうち、中学受験経験のない親を対象に勉強親を教える中学受験塾が登場して人気になる日が来るのかも知れません。
「SAPIX成人部」 「SAPIX婦人部」「四谷大塚 親父スクール」とかとか、色々妄想しながら笑っちゃいました。
でもホントにあったら通ってしまいそう。
というわけで受験対策の早期化を感じたという話題でした。
とはいえ、わが家はわが家のペースで、焦らず騒がず包み込むように娘の成長を見守っていきたいと思います。
マサト