■吹きこぼれ
娘の学校にもいわゆる『吹きこぼれ』と思われるお子さんが何人かいるようです。
授業中に『そんなの知ってる』とか『つまんない』などという発言が口をついて出てしまう事もあるようです。
クラスメートを見下すような態度や言葉が出てしまう事もあるようです。
本人は本人で辛いのだろうとなと推測しますが、担任の先生にしてみれば『学級崩壊』にも繋がりかねない由々しき事態です。
実際に学校公開の授業ででも目の当たりにしましたが、そんな言動があった時には 先生の態度も厳しくなり、教室にも緊張が走ります。
■娘の対処法
娘も、そうしたお子さんの言動で嫌な思いをした経験があるようで、なるべく関わらない様にうまく立ち回っていたようです。
しかし、娘はそんなお子さんに対しても最近はただ距離を置くだけではなく、信頼関係や絆を作るよう努めているようです。
たまたま、学校公開でその子から話しかけられて少し話す機会がありました。
どこか冷めていて、とても大人びた言い回しをする子で、言葉の端々からも『自分を評価して欲しい、認めて欲しい』という気持ちが滲み出ているように感じました。
外国では優秀な子どもをケアできるよう『ギフテッド教育』や『飛び級制度』などがありますが、日本では障害児向けの支援はあっても、優秀児『吹きこぼれ児童』に対する支援はなかなか無いようです。
ただ、渋谷区では『ギフテッド教育』が始まっているそうです。
話を戻すと、そんな出来すぎる子に対して、以前娘は『とにかく「すごいねー」って言っておけばいいんだよ』と対処法を明かしてくれました。
■自己主張も大切
しかし、最近は、それだけではかえって尊大な態度を助長させるだけだと気がついたらしく、『ダメなことはダメ、嫌なことはイヤ、オカシイことはオカシイ』と伝えなければいけないと考えているようです。
娘が『No』を言うようになったからでしょうか、最近の学校公開での様子を見る限り、そのお子さんと娘との間には対等な関係が築けてきているように感じました。
娘に対して、一目置いているような印象を受けました。
自己主張をしっかりする事も時には大切なのかも知れません。
■やはり親子の信頼関係も大切
とはいえ、子どもの世界は何があるかわかりません。
親としては、子どもが何でも相談できるよう信頼関係をしっかりと作っておく事が大切だと思っています。
娘には改めて伝えました
僕『嫌なことや、辛いことがあったらスグに相談するんだよ』
娘『うん、ママに言うと大騒ぎになるから、パパにコッソリ相談するね』
とはいえ、相談されるような出来事が起きないのが一番。
父は、ただただ娘の幸せを祈るのみです。
マサト
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