マサトです。
今回は、学校に関する素朴な疑問です。
娘の話によると、通っている小学校で『教育係』を任されているといいます。
『図書係』や『給食係』『いきもの係』などと同じ教育の一環として任命される『係』と同じ位置付けなのでしょうか。
最初に話を聞いた時は『娘の優しさや面倒見の良さが認められて任命されたのかな?』と親バカな発想で特に気にも留めていませんでした。
しかし、毎日娘の話を聞くうちに『アレっ?何か少し違うんじゃないか?』という疑問が湧いてきました。
授業で早く課題が終わった生徒が、先生の代わりとなってまだ終わっていない生徒の先生役を務めるという『ミニティーチャー』という手法があることは知っています。
しかし、特定の生徒に対して、教育係と称して これまた特定の生徒をあてがうという手法は聞いたことがありません。
お相手のお子さんは笑顔が憎めないチャーミングでシャイな男の子。決して悪い子ではありません。
朝の登校時に一緒になる事も多く、時々娘と3人でまるで親子のように登校する事もあります。
ただし、学校公開などの折に見る限りでは、担任の先生も少し持て余している感があります。
確か彼とは2年生の時も同じクラスでしたが、やはり担任の先生は扱いに苦慮されていたのを覚えています。
忘れ物が多かったり、先生の指示に素早く対応できなかったりする場面が多かった印象です。
つまり、一言で言うと先生から見て『手がかかる子』である事は確かな気がします。
■疑問点
①その男の子にとって本当に良い事なのか
②娘にとって良い事なのか
③先生にとって良い事なのか
■①男の子についての懸念
・特別扱いされることで他の生徒から馬鹿にされたり、イジメの原因にならないか。
・娘も専門家ではないので適切な指導ができとは限りません。その為に、本人の自立をかえって妨げる結果にならないか。
■②娘についての懸念
・娘の中に面倒を看てあげているという意識が芽生えて、変な優越感を抱いたり、相手の男の子を下に見るようになったりしないか。
・自分ばかり負担が増えて、『どうして自分ばかり?』と不公平感を抱いたりしないか。それがやがて先生に対する不信感に繋がらないか。
・教育係に時間を取られて、自分の事が疎かになってしまわないか。
■③先生についての懸念
・どのような意図、理由、選定基準で娘を任命したのか、またそれを娘に説明しているのか。
→ 特にこれはしっかりと説明してあげて欲しい。説明する事で、娘の方も意図を汲んで適切な対応ができるようになると思うからです。
・男の子にはどのような説明をしているのか。
→負い目や劣等感を抱かせないように配慮されているかが気になります。
・2人の間に上下関係ができないよう目を配っているのか。
・娘に丸投げ状態になっていないか。
■おわりに
教育係任命の意図や経緯については一度面談の際にでも確認しておきたいと思います。
『学校教育』というのは『家庭』と『学校』との間に『連携と協力』がなければうまく機能しないと思います。
ですから、保護者としても学校側とはしっかりとした意思疎通を図ることが大切だと考えています。
保護者の一人として、学校と手と手を携えて、子供たちの為により良い環境づくりを進めて行けたらと思います。
マサト
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