マサトです。
塾の帰りの車中で娘が話してくれました。
娘『ねぇパパ「角をためて◯を殺す」の◯には何が入るの?』
マサト『ん?牛だと思うけど、どうして?』
娘『あぁ、よかったぁ、今日の授業で出た問題なんだけど、みんなと話し合って、私は「牛」だと思うって言ったの』
マサト『みんなは何て言ってた?』
娘『◯◯◯ちゃんは「鹿」、◯◯◯ちゃんは「馬」って言ってた』
マサト『馬に角はないね、角がある馬はユニコーンになっちゃうね。それで?◯◯◯は何て思ったの?』
娘『私の意見はね、直感で「牛」だと思ったんだけどね、問題を作った人はきっと角がある動物で、これまで習った漢字を答えさせるはずだから、そう考えると「牛」だと思うってみんなに説明したの』
マサト『そうしたらみんなは何て?』
娘『そうかもしれないねって賛成してくれた』
マサト『意見とその理由を説明して、みんなを説得できたんだね、すごいね!!』
娘は嬉そうに笑っていました。
そうは言ったものの『角をためて牛を殺す』くらいは知識として知っておいて欲しい と内心思ったことは内緒です(笑)
角を矯めて牛を殺しては元も子もないので、その言葉はグッと飲み込みました。
もう1つ思ったのは、知識として知らない事柄に出会った時に、どのように問題解決をはかるのかという能力も『生きる力』を育む上で大切な視点だなぁと気づかされました。
持てる知識と洞察力を駆使して未知の問題の答えに迫っていく力。
学校の先生との面談でも娘は『洞察力』に優れているという発言がありました。
確かに、いざという時には『洞察力』を駆使するのも良いのかも知れません。
しかし、親としてはやはり日頃の地道な努力を積み上げる『継続力』や『忍耐力』の方が確実で親も安心感が得られるので、そちらを身につけて欲しいのが本音です。
とはいえそこに拘り過ぎて『角を矯めて牛を殺す』にならないよう親としては気をつけたいと思います。
娘の良いところを見つけて、褒めて伸ばす。
子育ては親の力量も試されますね。
マサト
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