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【書評】勉強ができる子の育て方 by 江藤真規

マサトです。

今回は、いわゆる教育本の書評を書いてみたいと思います。

書店に立ち寄った際、目についた教育本には必ず目を通します。

まず表紙、帯、まえがき、あとがきをサッとチェックします。

そして、目次を眺めて、自分の子育てと突き合わせを行います。

当然、同じようなやり方でやっている部分とそうではない部分があるわけです。

その中で、一行でもグッときた箇所があればその本は購入します。

こうして、買ってきた本はある程度の構成と筆者の考え方が頭に入っているので、あとは付箋を片手に読み進めます。

それこそ流し読み、読み返したい箇所にはバンバン付箋を貼っていきます。

そうすると写真のような状態になるわけです。

では、今回の本については何か得るものがあったのでしょうか。書いていきたいと思います。

本書の概要

本書の帯から抜粋すると、二人の娘を東大に現役合格させた母親が、7つの子育てポリシー、子どもが伸びる5つの関わり方、勉強を習慣にする7つの秘訣、考える力を育てる3つの指導法などを紹介する内容です。

子育てで大事な6つのこと

1.無理とは思わないこと
2.コミュケーションを大事にする
3.環境を大事にする
4.情報をたくさん集める
5.親ばかであること
6.人任せにしないこと

上記を自分に照らしてみると、全て当てはまりました。特に5番目。そう親バカです。

子どもの能力を誰よりも信じて、それを言葉にして娘に伝えています。

例えばこう言います。

「〇〇子の1番凄いところは『上達力』だね、最初は出来なくても必ずできるようになるね」

その心は、何事も諦めずにチャレンジし、必ず克服できる子になって欲しいという願いです。

逆に言わないように心がけているのは
「頭がいいね」とか「賢いね」です。

理由は、できることや正解できる問題しかやらなくなることを懸念しているからです。そして、自惚れから変な自信を持って欲しくないからです。

自分には『上達力』があると信じ込んでいる娘は、簡単に諦めることを知りません。

人は自分の限界は自分で決めるものです。

でも、娘には限界がありません。

必ずできるようになると信じているから。

できる子の親 7つの子育てポリシー

1.ポジティブにドンと構える
2.制限をかけない
3.あえて負荷をかける
4.刺激を与える
5.競争相手を作る
6.自信を持たせる
7.愛情はかけても期待はかけない

これも、全てクリアしていました。

特に1、4、7は自信があります。

1はママが心配症で、テストの結果に一喜一憂するのでパパがドンと構えます。

4は『スキあらばインプット』『スキあらばアウトプット』『スキあらば興味づけ』などで刺激を心がけています。

7は 例えばテストに送り出す時に決して「頑張ってね」とは言いません。親の勝手な期待を背負わせたくないからです。

そういう時は「楽しんでおいで」と言います。

テストから戻った時も「どうだった?」とは聞きません。「楽しかった?」と声をかけます。

そして「楽しかった」と答えたら、「それなら良かった」と言いながら抱きしめます。

「あまりできなかった」と答えたら「よく頑張ったね」と抱きしめます。

そのほかの章

さらに残る4章、5章は以下の内容です。

4章 年齢別 子どもが伸びる5つの関わり方
5章 東大合格を実現した我が家の勉強法

さいごに

あとは、実際にこの本を手にとって確かめて見てください。

でも、勘違いしないで欲しいのは、全てをマネする必要はないということです。

ご自身とお子さんに合った部分だけを取り入れてみる。

問題があれば自分流にアレンジを加える。

そうやって『我が家の勉強法』を作り上げていくのも子育ての醍醐味です。

だって、子育ての正解なんてお子さんの数だけあると思うから。

自分だけの子育て法を見つけましょう。

以上 親バカのマサトでした。