マサトです。
中国の南方科技大学で世界初のゲノム編集による双子の女児の誕生したというニュースが国際的に波紋を呼んでいる。
メディア報道によれば遺伝子操作による『デザイナーベビー』であるとして倫理上問題であるとの批判が続いている。
真偽のほどは不明だが、ゲノム編集によりエイズに耐性を持つと言われている。
■『デザイナーベビー』とは
受精卵の段階で遺伝子操作を行うことで、親が望む外見や体力、知力をもたせた子どものこと。
このニュースを見たときに真っ先に頭に浮かんだのが『機動戦士ガンダムSEED』である。
西暦でも宇宙世紀でもないコズミック・イラと呼ばれる世紀を舞台にしたファーストガンダムとは別世界のガンダム作品である。
宇宙世紀を舞台とするファースト・ガンダム系では『ニュータイプ』と呼ばれる新人類が登場し『ニュータイプ』対『オールドタイプ』の対立や共存が重要なテーマとなっている。
一方『ガンダムSEED』シリーズでは『コーディネーター』と呼ばれるいわゆる『デザイナーベビー』と『ナチュラル』と呼ばれる普通の人々との対立を軸に物語が描かれている。
『コーディネーター』は遺伝子操作により優れた知能、体力を持っており『ナチュラル』は恐怖と妬みから『コーディネーター』を憎み、『コーディネーター』は『ナチュラル』を見下す者も多く憎しみ合っている。
■感想
功名を焦った研究者の暴走なのかなと言うのが率直な印象です。
そして疑問なのは何故『エイズへの耐性』なのかということ。そんな人間が中途半端に増えてしまったら、耐性を持たない人間はどうなるのか考えなかったのだろうか。
百歩譲って遺伝病の治療目的であれば理解できなくはない。
しばらくは批判を浴びたとしても、後世に名を残せるとタカをくくったのだろうか。
中国は処罰すると言っているし、各国でも批判しているが、実は批判的な各国でも密かに実験は行われているのではないかと疑ってしまう。
『超人・超戦士 製造プロジェクト』が極秘裏に進んでいるのかもと妄想してしまう。
先日『遺伝子検査』の記事を書いたが、知ること自体は有意義だと思う。
しかし『金を払えば操作ができる』となれば飛びつく人は多いかも知れない。究極の美容整形、究極のドーピング、究極の早期教育になりかねない。
安全性が確認できていない以上、各国政府、研究者達には早急に世界統一の規制づくりを進めて欲しいと思う。
『ガンダムSEED』シリーズ作品はAmazon Prime Videoでも見る事ができます。
■機動戦士ガンダムSEED
■機動戦士ガンダムSEED Destiny
マサト
via PressSync