マサトです。
娘は公文の国語を細々と続けています。
週一回教室で取り組む教材のみです。
それでも本人が続けたいと言うので、辞めさせられずにいます。
その日も仕事で遅くなり、帰宅すると娘はすでに寝息を立てていました。遅かった!
リビングのテーブルの上には公文の教材が置かれています。
HⅡ111 関係と展開7 『子供と自然』
見ると花マルが付いていました。
ママによるとパパに花マルを見せたくて、ずっと待っていたそうです。
『帰りが遅くなって、ゴメンね。ずっと待っててくれて、ありがとう』と寝ている娘の頭を撫でながら声を掛けました。
寝ているので当然返事はないのですが、言わずにはいられない性分なので(笑)
それから、ママが公文までお迎えにいったときの出来事を話してくれました。
娘は『私は、週に一回しか教室に来られないから4000円にしてもらえませんか』と採点スタッフに価格交渉をしたようです。
スタッフも思わず苦笑したみたいです。
コスト意識の芽生えと喜ぶべきなのか、あるいは親の日頃の言動を反省すべきなのか。
■ポジティブに捉えれば
コスト意識が芽生えて週二回分の料金を払うことに疑問を持ち、自分なりの論理を示して価格交渉を行った。
ある種の問題解決能力が育ちつつあると解釈することもできなくはありません。
また、親に余計な負担を掛けたくないという優しい気持ちの表れなのかもしれません。
■ネガティブに捉えれば
日頃の親の言葉が娘にそんな行動を取らせたと反省すべきなのかもしれません。
確かに教室に通えるのは週一回ですが、自宅でも遊びの時間優先で公文に取り組む時間がほとんどない状態です。
『そんな状態では続けても「お金の無駄」になるから、辞めてしまった方がよい』と迂闊な事を言ってしまったことがあります。
正しくは『自分で行くと決めて、辞めたくないと思っているのであれば、遊びの時間と公文の時間の折り合いを上手につけるように』という言い方にすべきだったと反省。
■翌朝の朝食で
娘に対しては、ポジティブな面は褒めて、ネガティブな面は考えさせるように優しく諭しておきました。
また、せっかくの機会なので『価格交渉』の大切さについても話し合いました。
将来、ファッションデザイナーになるにしてもただデザイン画を描いていればよいワケではないこと。
ココ・シャネルの伝記をみてもわかるように経営者感覚も必要になること。
その要素としてコスト意識と価格交渉はとても大事だということ。
娘とのとても楽しいひと時になりました。
■おわりに
公文を辞めたくない娘、いくつか思い当たる理由はあります。
本当の理由はおそらく、同じ教室の1つ上のお姉さん。国語J教材まで進んだお姉さん。
きっと尊敬する彼女の背中を追いかけているのだと思います。
娘にも、そんな風に背中を追いかけてくれる後輩がいつかできるといいなぁ。
マサト
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