マサトです。
大手塾ではSAPIXに代表される『復習主義』が勢いを持っている印象を持っています。
対して四谷大塚は『予習主義』の考え方に則っています。
合格実績だけを見れば『復習主義』の方が優れているのかも知れません。
まっさらな頭や心で初見の『単元』に臨む。
そうする事で『緊張感』を生み出し、新しい内容を短時間に理解すべく集中して授業を受けてもらう狙いがあるのかも知れません。
しかし、ウチの娘は天才キッズでもスーパーキッズでもありません。ものすごく飲み込みが早いタイプでもないと思います。
点と点が繋がって線になるタイミングが授業中というよりふとした日常生活のなかで訪れるタイプのように見えます。
ですから、いずれ繋がって『線』になるであろう『点』の種をいかに日常生活の中で頭の中に播いておけるか。
『伏線』をどれだけ張ってあげられるか。
『わからない!わかりたい!』という気持ちが学びの原点のように思います。
合点がいきたくて『モヤモヤ』した状態を作り出し、そのモヤモヤが授業で『わかった!!』に変わる体験こそが学びの醍醐味。
最近の授業で娘が『算数の授業が楽しくて、時間が経つのが早く感じた』と言いました。
思い返せば、予習時に『わかんない〜』とキレていたような気がします。
親としてはそこで慌てて教え込まずに放置する。モヤモヤした気持ちのままにさせておく。
そして、敢えてモヤモヤした気持ちのまま授業に送り出すことにしています。
娘はプライドは高いほうなので、『復習主義』の塾の場合、授業中にいきなり『わからない!』が発生すると焦ったり、わかったフリをしたりしそうです。
ですから『わからない!』を発生させるのは授業の前、つまり予習の段階が良いのではないかと思ったのです。
そう考えた時に、普通の小学生の娘には四谷大塚の『予習主義』が合っているのではないかという思いを強くしたわけです。
なんとなくわかった気になって『丸呑みする飲み込みの早い子』よりは『腹落ちするまでワカラナイと言える物分かりの悪い子』でいて欲しい。
長い人生を考えた時にはその方が彼女の為になるのではないか。
親としては忍耐も必要ですが、ワカル瞬間の喜びをたくさん味わって大人になって欲しいです。
ちなみに今夜は 娘が起きている間に帰宅できました。
マサト
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