今日の出来事

フェラーリ SF90ストラダーレ はPHEVの最高峰 一度は乗ってみたい車です

SF90ストラダーレ

F1大好きマサトです。

今日は気になるクルマの話です。

イタリアの自動車メーカーのフェラーリといえばF1にも参戦しているレース界の名門。

僕もいつかはフェラーリオーナーになってみたいと密かに思っています。

子育てが一段落したら、中古でもいいのでツーシーターのフェラーリで妻と箱根あたりの温泉旅行に出かけるのが夢です。

フェラーリの最高峰 SF90ストラダーレとは

そんなフェラーリが5月29日に発表したのがPHVスーパーカーのSF90ストラダーレ(SF90 Stradale)。

フェラーリ創立90周年を記念する最高峰モデルで、同社初のプラグインハイブリッド車となります。

「SF90」は今シーズンのF1カーと同じ型番でもあり、F1の技術が投入されていることを示しているのかもしれません。

プラグインハイブリッドとは

プラグインハイブリッド車とは、エンジンと電気モーターを併用して走行するハイブリッドカーに電気自動車の機能を兼ね備えた車です。

具体的には充電器によるバッテリーへの充電機能+電気モータだけで一定距離を走行する機能が付加されます。

HV(ハイブリッドカー)とEV(電気自動車)の合いの子と言えるでしょう。

PHVとかPHEVという略称で呼ばれます。

EV走行距離をハイブリッドカーと比較してみた

代表的なハイブリッドカーといえばトヨタのプリウスですが、プリウスにもバッテリーだけで走行するEVモード(バッテリーだけで走行)が備わっています。

しかし走行できる距離は最大で2kmとなっており、利用シーンとしては深夜帰宅の際に静かに走りたい場合が考えられます。距離が短いため、あまり使う機会はないでしょう。

ちなみに日本のPHV/PHEVといえば三菱アウトランダーPHEVとトヨタのプリウスPHVが双璧でしょう。

アウトランダーPHEVは68.8kmのEV走行が可能と言われています。

プリウスPHVの場合は68.2kmとなっています。

価格は500万円を超えますが、ホンダもPHVを出しています。それがクラリティPHEVです。
EV走行可能な距離は驚異の114.6kmと100km超えです。

電気自動車の航続距離ってどのくらい?

参考までに電気自動車の数値も紹介しておきます。

日産リーフの場合

 62kWhバッテリー搭載車
  570km(JC08モード)
  458km(WLTCモード) 

 40kWhバッテリー搭載車
  400km(JC08モード)
  322km(WLTCモード)

テスラの場合

 Model S 539km 
 (100kWhバッテリーの 2017 Model S 100D)
 Model S 401km
 (70kWhバッテリーの 2017 Model S 75D)

 Model 3 530km (WLTCモード)
 Model X 505km (WLTCモード)
 Model Y 540km (WLTCモード)

 現在予約受付中のRoadstarに至っては航続距離1000kmとも言われています。
 https://www.tesla.com/jp/roadster

電気自動車はまだまだ発展途上

アクアの航続距離が831km〜931km、プリウスの航続距離が976km〜1216kmとされていますので
電気自動車が主役の座につくためには航続距離も1000km程度は欲しいところです。

もちろん充電スポットの増設と急速充電インフラの整備も合わせて進めていく必要があります。

ただし、日本の場合は原発の問題もあるので100%ピュアなEVでは発送電インフラが耐えられない気がしています。再生可能エネルギーも安定性を欠いていますので、電気をためておく蓄電所のような施設を電力インフラに組み込むなどの対策が必要かもしれません。

当面はクルマ側になんらかの発電設備を搭載するのが現実的ではないかと思います。

そうした意味でPHEVやトヨタの燃料電池車(FCV)の技術が進歩することに期待しています。

SF90ストラダーレのスペック

さて話をF90ストラダーレに戻します。

ここではフェラーリ初のハイブリッドカー「ラ・フェラーリ」と比較しながら見ていきましょう。
ついでにNSXとGT−Rも載せてみました。

  ラ・フェラーリ SF90ストラダーレ (参考)
ホンダNSX
(参考)
日産GT-R
発表 2013年 2019年 2012年 2017年
排気量 6262cc 3990cc 3500cc 3800cc
エンジン形式 V型12気筒ガソリンエンジン V型8気筒直噴ガソリンエンジン V型6気筒ガソリンエンジン
ツインターボ
V型6気筒ガソリンエンジン
ツインターボ
エンジン出力 800馬力 780馬力 507馬力 570馬力
モーター出力 163馬力 220馬力
(3モーター)
122馬力
(3モーター)
システム出力
(エンジン+モーター)
963馬力 1000馬力 581馬力 570馬力
0~100km/h加速 3秒以下 2.5秒 2.9秒 2.6秒
最高速度 350km/hオーバー 340km/h
EVモード時の最高速は、135km/h
307km/h 315km/h

やっぱり1000馬力ってすごいですよね。

今シーズンのフェラーリのF1マシン「SF90」も1000馬力近いと言われていますからF1カー並みです。

最高速度340km/hってもはやサーキット走行じゃないと意味ないですね。

トランスミッションは8速デュアルクラッチ「F1」で、駆動方式は4WD。

4輪は電子制御され、きっと大パワーを扱いやすい状態にしてくれるのでしょう。

新開発の「エレクトリック・サイド・スリップ・コントロール(eSSC)」が装備されエンジンとモーターが発する出力を、状況に応じて各輪に配分するトラクション・コントロールを実現する。

加えて、フロントアクスルには「トルクベクタリング・システム」を導入し、内外輪のトラクションを制御する。

価格と納期

気になる価格は未発表ですが、50万ポンド(6912万円)〜75万ポンド(1億369万円)との噂もある。

1号車の納車は2020年はじめにイタリアでおこなわれ、夏までには世界中のカスタマーにデリバリーされる見込み。

終わりに

欧州ではディーゼル車から電気自動車へのシフト(EVシフト)を目標に掲げており、電気自動車だけでなくハイブリッドカー(HV)、プラグインハイブリッド(PHV/PHEV)の開発や発売が続くと思われます。

あのジャガーも初めてのEVとなる「I-PACE」を発表しています。夜のモンテカルロ市街地コースを疾走するテレビCMをご覧になった方も多いことでしょう。とてもカッコイイですよね。

個人的にはこちらもかなり興味をそそられていますのでいずれ記事にしていきたいと思います。

というわけで、今回はフェラーリ初のPHEV SF90ストラダーレについてご紹介しました。

今後も気になるクルマについてどんどん紹介していきたいと思います。

マサト