マサトです。
早稲田アカデミーの保護者会では小学生の教育を本棚に例えます。
低学年では知識を詰め込むのではなく、高学年で詰め込むための本棚を大きくしておくという比喩的な表現です。
似たようなイメージは僕も持っていますが、少し違います。
僕のイメージは『スポンジ』の様な頭脳を低学年までに作っておく。
いや正確に言うと、生きている限り大きく膨らみ続けるスポンジのような頭脳を娘に持たせるイメージでしょうか。
『本棚』の場合は、整理しながら棚に入れていく作業が必要です。
対して『スポンジ』の場合は気泡(スキマ)をとにかく沢山作るイメージです。『スポンジ』頭脳とは『詰める』のではなく自ら『吸収する』頭脳。
気泡(スキマ)さえ沢山作ってあげれば、時が来れば自ら吸収してスキマを埋めていく様な頭脳。これが僕の理想です。
作り方
①興味関心の元となる事柄とその事柄とは一見関連が無さそうな事柄が、実は本質を見ると同じである。そんな事例を折りをみて話して聞かせます。
②似たような関連性を娘が発見した時には大いに褒めます。
③疑問や謎は敢えてその場で解決せず
『どうしてだと思う?』とか『パパにもわからないね、今度調べてみたら?』とか適当にはぐらかしておきます。
親に疑問をぶつけてきた時には『〇〇〇〇はどんな理由(仕組み)だと思う?』とか『どんな法則があるんだと思う?』とか質問で返す時もあります。
敢えて中途半端でモヤモヤした状態のままにしておくということです。
こうして埋まらないピースでいっぱいのパズル状態にしておくと・・・
空白にハマるピースを見つけた(気づけた)時に『ハッ』とする快感が得られます。
点と点が繋がって線になる
線と線が繋がって面になる
面と面が繋がって立体になる
そんな経験を沢山させてあげれば
『スポンジ』のような頭脳が出来上がると考えています。
■おわりに
思考力の入り口は本質的な『共通点』と『差異』を発見する事だと考えています。
これは対人関係にも当てはまる原則。
初対面の人と打ち解ける場合、まず『共通点』を探すことが大切。そして関係をより深める為には『差異』に着目。自分にはない『個性』がお互いに人を引きつけてさらに深く結びつける。
まとまりのない文章になってしまいましたが
僕はそう信じています。
マサト
via PressSync