マサトです。
■はじめに
小学3年生の娘が近視になりました。
学校検診での0.5という結果を受けて眼科へ
1軒目
学校検診とほぼ同じ結果で『近視です』と言われました。『メガネを作って下さい』と。
僕が『仮性近視の可能性はないですか?』とすがる思いで尋ねても
『ありません。』と冷酷な答えが・・・
娘は帰宅後に号泣。『絶対にメガネは嫌だ』と
2軒目
セカンドオピニオンを求めて2軒目へ
やはり仮性近視の可能性は低いとの回答。
マイオピンという点眼薬による治療を勧められました。
そして2回目の検診では0.7と良い数字がでて少し喜んだものです。
3軒目
ある日、クラスメートがナイトコンタクトを使っていると娘が話してくれました。
娘もメガネをかけたくない一心で必死だったのかも知れません。
オルソケラトロジーの存在は知っていたものの子どもに処方可能になっていたとは知りませんでした。
調べると2017年から子どもへの処方が始まっているようです。
3軒目の眼科はオルソケラトロジーを得意とする眼科です。
最新の検査機器と専門の検査技師による入念な検査を受けました。
その結果、裸眼視力は驚きの片目0.1 両眼で0.3
最も厳しい結果が出ました。
視力検査でも結構バラツキが出るんですね。
■親の反省
YouTube三昧を許してしまった親の甘さ。
学校検診に頼り定期検診を怠った親の油断。
外遊び(バイオレット光)の近視抑制効果を知らなかった親の無知。
娘には本当に申し訳ないことをしてしまいました。このブログを読んで下さっている親御さんには同じ後悔をして欲しくありません。
本当に本当に気をつけてあげて下さい。
お願いします。
■ナイトコンタクト(オルソケラトロジー)
就寝時に装用し、起床時に外す視力回復用のハードコンタクトレンズ。
通常のコンタクトレンズとは異なり、日中は裸眼で過ごせるため、激しいボディコンタクトのあるスポーツやスイミングをするお子さんには適しています。
またレーシック手術などは18歳(または20歳)以上でなければ受けられませんし費用もかかります。元には戻せないリスクもあります。
装用をやめれば元に戻せるオルソケラトロジーには安心感があります。
わが家はパパもママもコンタクトレンズの利用歴が長いので取り扱いにも慣れており、その点でピッタリの視力矯正法でした。
また、オルソケラトロジーには近視抑制効果があるという説もあるようです。
■娘の場合
先週の土曜日にナイトコンタクトを受け取り利用を開始しました。
レンズの着脱はまだ自分ではできないため親の仕事になります。
娘は、恐怖心が強いようで、装着時に目を大きく開くことができない上に、上睫毛が長くて本数も多いため、両眼の装着に2時間くらいかかりました。
時間に厳しいママにとってはこの時間がかかり過ぎることが結構ストレスになったようです。
また起床時には先端が吸盤状になっている専用のスポイトでレンズを吸い付けて外します。
こちらは親の方も慣れていないため最初は少し怖くて慎重になり過ぎ、レンズを外すのに1時間ほど掛かってしまいました。
『朝勉』をやらせたいママはコレにもイライラ・ヤキモキ。登校時刻もせまる中、マサトにのしかかるプレッシャーと言ったらそれはそれは凄まじいものがありました 笑
脱着に掛かる時間と心労、ママの機嫌の悪化にはレンズの利用を諦めてキャンセルをしようかと思うほどでした。
(娘のクリニックの場合は2週間以内であればキャンセル可能でした)
娘のナイトコンタクトへの想いは強く、親が心が折れそうな時も『絶対に頑張る!』と気合い満々でした。
しかし、ママがイライラして怖くなってくると『パプア・ニューギニア〜』と言いながら僕に助けを求めてきます。
何故パパをパプア・ニューギニアか呼ぶかと言うと
『パパ〜』→『パパァ〜』→『パプァ〜〜』
→『パプァ〜〜ニューギニア〜』
という変遷がありました。
語呂・語感が面白かったのでしょう。
そう呼ばれると、娘の不安な心に寄り添う為に左手で娘の手を握り、右手は娘の背中に当てて『大丈夫、心配いらないよ』と声をかけます。
するととても安心するようでした。
わが家の場合、厳しさは母親が教え、優しさは父親が教える構図になっています。
本当は逆なんでしょうが、できないものは出来ません。
■1週間使用して気づいたこと
・娘が慣れて恐怖心が薄れるにつれて脱着に掛かる時間が短くなった。
(付け外し共に15分以内にまでに短縮)
・寝つきが良くなり早く眠るようになった
(両親とのスキンシップが増えたことで安心するからかも知れません)
・寝起きは瞳が乾燥しているのでコンタクトレンズ用目薬で十分潤すとスムーズに外せる
・スポイトは尺が長いタイプの方が外しやすい
・装着は『思い切りの良い』ママの方が短時間で済む
・取り外しは『慎重で気が長い』パパの方が安全
・モノがクッキリ見えるようで、学校や塾の授業に集中できるようになった様子。また、気分が上がるようでヤル気(意欲が高まった)ように見えます。
・以前より娘の表情が明るくなった。
→ このままドンドン視力が悪くなり『メガネを掛けなければいけない』という不安や恐怖が解消されたのかも知れません。
親の想像以上に娘の心には不安が重くのしかかっていたということだと思います。
■おわりに
ナイトコンタクト 今の所 かなりオススメです。
娘の表情が明るくなった事が一番嬉しい。
ただし、眼の状態には細心の注意を払って感染症などにならないようシッカリとケアしたいと思います。
着脱時間は更に短縮を目指し、両眼で五分以内を達成したいと思います。
マサト
via PressSync