中学受験

四谷大塚 DreamNavi 10月号 AI時代に活躍する力を育む

はじめに

四谷大塚で塾生に毎月配布される教育情報誌が「DreamNavi」です。

例えば、2017年2月号の特集は「偏差値60の壁を越える方法」でした。

しかし、実践的な学力向上のための情報だけでなく、これからの時代に求められる人材像を見据えてどう子どもを育てたらよいかというテーマにも力を入れているのが特徴です。

四谷大塚のキャッチコピーは「ででこい、未来のリーダーたち」です。

そこには単にペーパーテストの点数が良いだけの優等生ではなく、次世代のリーダーにふさわしい人間性を備えた人材を輩出しようという理念を感じます。

そこに共感して四谷大塚の入塾を決めた経緯もあります。

そんな「DreamNavi」10月号は人材育成に関する内容に重点が置かれています。

では、さっそく紹介していきたいと思います。

四谷大塚 教育情報誌 ドリーム・ナビ 表紙ドリーム・ナビの表紙
四谷大塚 教育情報誌 ドリーム・ナビ 裏表紙ドリーム・ナビの裏表紙

 

【特集1】

人間力が問われる AI時代に活躍する力を育くむ

野村総合研究所が2015年末に発表した内容は「2030年には49%の職業がコンピュータで代替される可能性がある」というショッキングな内容でした。

一方で日本は少子高齢化による人手不足の傾向が続く見込みです。

AIやコンピュータ、ロボットなどをいかに活用できるかが日本の将来を決めるという見方もできるのです。

その過程ではAIやコンピュータ、ロボットの普及によって職を奪われるケースも出てくるでしょう。

特集の中では601種の職業についてコンピュータ技術による「職業別 代替可能性リスト」も掲載されています。意外な結果もあり一読の価値アリです。

こうしたAI時代に活躍する人財になるために子どもの興味や主体性を引き出してあげる必要性を説いています。

そのための「10の心得」も必見です。

AI時代に活躍するためのヒントとして、必要な5つの力を示しています。

  1. 自ら学ぶ力、学び続ける力
  2. コミュニケーション力、リーダーシップ力
  3. クリエイティビティ
  4. 人間
  5. ITリテラシー

それぞれの力について理由とその身につけ方のヒントが書かれています。

【特集2】

論理的思考力がカギ! 正確に伝える力を磨く

現代は立場や価値観の異なる多くの人と協力して生きる必要があるといいます。

そのためには「自分の考えを言語化して発信する力」が大事になってくる。

この特集では、発信する力が重要な理由とその鍛え方を解説しています。

一例として「はみがきよし」の実践を挙げています。

は:話す
み:見る
が:書く
き:聞く
よ:読む
し:調べる

これらを親が子どもの前でやってみせることで、子どもも習慣になっていき、伝える力、生きる力を養うことができる。

また、発信力を伸ばすために有用なツール(書籍やアプリ等)も紹介されています。

【特集3】

ウチはこっち! 我が家の教育ジャッジ

3つ目の特集は子育ての中で迫られるさまざまな選択について

中学受験に取り組む子を持つ親へのアンケート結果を元に

わが子にとって最良の「ジャッジ」をするための参考となる内容がまとめられています。

アンケートの問いはQ1~Q11までの11個

一例を挙げると

Q1 家庭で、子どもに勉強を教えているか 79.9%がYES
Q2 子どもは主にどこで勉強するか 76.6%がリビング・ダイニング
Q7 子どもにスマホを持たせているか 78%が持たせている

子どもの性格や状況によって何が正解なのかは変わってきますが、他の家庭はどのような考えで選択をしているのかを知ることは有益です。

おわりに

娘が通う校舎では「DreamNavi」のバックナンバーが無料で配布されていることがよくあります。

868円の情報誌が無料なのでこれを逃す手はありません。

入塾を迷っている方や他塾に通っている方もバックナンバーを読んで情報収集をしてみてはどうでしょう。

中学受験で燃え尽きる子も多いと聞きます。

中学受験のその先まで見据えた教育理念や戦略を装備しておくことも親としての大事な務めだと思います。

「DreamNavi」はその助けになってくれるのでおススメです。

 

以上、マサトでした。